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春先の積算平均気温の推移と桜の開花予想

                             2006年2月2日

  桜前線研究所

 

1.春先の気温と桜の開花日の関係

春先の気温と桜の開花日の関係は非常に強い関係があることは誰もが知っていることです。図―1は、1983年から2005年までのデータ(気象庁)を用いて、新潟市の平均気温と桜の開花日を用いて相関図にしたものですが、両者の関係がよく分かります。桜の開花予想はこの平均気温と開花日の強い相関関係を利用してものといえます。

 

2.春先の積算平均気温の推移とその特色

図―2は、同じく1983年から2005年までの新潟市のデータを用いて2月1日以降の平均気温の積算気温を4月15日まで毎日計算して、折れ線グラフにしたものです。この図は、統計的に観察すると、春先の気温が高い年になるか、中ぐらいの年になるか、低い年になるかの大勢は、早い段階から決まっている傾向があることがはっきり示されています。この傾向を一つの知識とすると、思い切って早い段階から桜の開花予想ができることになります。

 

3.春先の積算平均気温の偏差値の推移と開花予測

(1)偏差値の推移

積算気温と桜の開花日の関係から回帰式を求めて、桜の開花予測をするのも一つの楽しみですが、図―2を見ていると積算気温を偏差値に換え、気温のデータを標準化してみると一層面白くなります。図―3は図―2を偏差値に転換して表したものです。こうしておくと、積算気温の偏差値は春先の後半からはあまり変化がないことが一層はっきりと分かり、統計的に思い切った予測ができることが分かります。

(2)早い時期の偏差値と開花日直前の偏差値の相関関係

図―4は、この図―3の傾向を統計的に検証するために、3月1日現在における積算平均気温の偏差値と4月1日現在におけるそれとの相関関係をみたものですが、非常に強い相関関係があることが分かります。春先の気温の大勢(春先のパターン)は2月の気温によって決まるといっても統計的には問題がないことが分かります。更に突き詰めれば、2月の積算気温によって桜の開花時期の大勢は決まるといえることになります。

(3)開花日予想推定チャート

図―5は、2月1日を起点とする3月31日現在の積算平均気温の偏差値と桜の開花日の関係を相関図に表したもので、基本的には図―1と同じ意味をもつグラフです。相関係数が同じになっています。これは一種の桜の開花予想推定チャートとして使えるもので、青線で示した回帰線を利用することによって、横軸に示した偏差値が推定できれば、すぐに縦軸に示した開花日を推定することができます。2月下旬以降であれば開花日までこのグラフを使って何時でも予想できるチャートになっていると思います。

本研究所では、ホームページで各都市別に2月1日から開花日までの積算平均気温の推移を掲載したところですが、このような含みがある上で掲載しているものです。


4.全国各主要都市の傾向

 ここでは新潟市を例にして検討してみましたが、ここで述べた傾向は全国の各地域でも同じことがいえると思います。

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